「ポスト・ソビエト空間におけるロシアの過ちとそれを正す方法」
03.12.2023
ベラルーシを除く近隣諸国と同様に、南コーカサスはロシアにとって大きな問題となっています。ミンスクとの関係が安定しており信頼に足るものですが、他の近隣諸国との関係に多くの問題を抱えています。この状況は明確な戦略の不在に起因しており、ロシアは過去30年間に三つの方向へ進んできました。
1-西洋中心のグローバル社会への統合を目指すことで、初期には条件を問わず、プーチン政権下では独立を維持することを条件に進めました。
2-西側諸国や隣国に対して自国の主権を強化することでした。
3-ポストソビエト時代の空間において主導的な役割を担い、断片的で一貫性のない方法でユーラシア統合を目指しました。