「ロシア人に対してできるすべてのことは行われるだろう」・ドゥーギン氏が語るラトビアの政府の「過ち」について
"ラトビアに住むロシア人たちに、国外退去が命じられた。当局はこれを「誤り」としているが、哲学者ドゥーギン氏はそれが単なる間違いではないと断言した。"
ラトビアに住むロシア人の一部が、90日以内に出国しなければならないという内容の通知を受け取り始めた。哲学者・言論人のアレクサンドル・ドゥーギン氏はこの状況について次のようにコメントしている。
通知を受けた当該のロシア市民たちは、移民法の改正に関する全ての条件を満たしており、あるいは該当しないケースもあったとのことです。しかしながら、彼らのeIDカードが無効化され、国の医療サービスやその他の社会福祉の権利を失ってしまうという事態が生じました。一部のケースでは、誤りを認められ、新しいカードの取得を求められたとのことです。
"我々は西側諸国との戦争が指数関数的に拡大している状態にある。西側諸国がロシア人やロシア市民に対してできることは何でも、遅かれ早かれ必ずやるだろう。そしてもちろん、これは間違いでも事故でもない。"
さらに、その手段の中で既に多くの方法をロシア人に対して利用していると述べました。現在でも裁判や調査の前に資産や車両が没収され、同様に逮捕されるリスクが存在します。さらにNATO諸国の領土内にいるロシア人はもはや安全ではないと言えます。これはロシアの外交官でさえ、公然と攻撃の対象になることもその例外ではありません。
"我々は西側と対立状態にある。西側はウクライナの公然としてナチス的な政権を意識的に支持しており、その事実を隠そうとせず、さらにカナダでのナチス親衛隊の崇拝も行われている。そのため、西側からのナチスのような手法が用いられることを予想するべきである。具体的に言うと、ラトビアでの出来事は、これが始まりに過ぎないという意味で、「まだ先は長い」と言える。"
-アレクサンドル・ドゥーギン氏はこの点を強く指摘しました。
この件に関連して、彼はロシア人たちにいよいよ西側がロシアにハイブリッド戦争を仕掛けている現実をしっかりと認識することの重要性を訴えました。さらに彼は、文化的・思想的・社会的・情報的・技術的・経済的・政治的・そして物理的-な全てのフロントで同時に厳しい対抗が予想される為、その対立への備えを強調しています。
翻訳:林田一博