アレクサンドル・ドゥーギン「大いなる目覚めとロシアの高等教育改革」
当初、この論考は尊敬すべきロシアの思想家アレクサンドル・ドゥーギン教授の著作から半ば無作為に選んだ5冊の書評として構想していました。これまでの経験から大規模な文献調査においては、特定の著者や分析に対して十分な考察を行き届かせることができない場合があることを踏まえ、異なる視点からのアプローチを試みることが必要でした。しかし本稿ではドゥーギン氏の著作、あるいは彼に関連する書籍群を強く推奨する形式を採用し、理論的考察を簡潔に述べた後、現代社会における実践的な側面に焦点を当てた著作『大いなる目覚め vs 大いなるリセット』を中心に論じていきます。