「退化した日本人の価値観を取り戻す為に」

11.09.2023

私は何の後ろ盾もなく、活動している普通の市民です。色々な事を手伝わせていただく中で、私の目は開き世界が見えるようになりました。
世界が大きく変化をしている事を、自分の肌で感じ取れる人が、私達の祖国日本国に於いて何と少ない事でしょう。自分でよく調べ、自分の行う事全てに注意を払う事で、それを知る事が出来ます。
かつて大東亜戦争前の日本人が持っていた多極的な発想は、退化してしまいました。なぜインターネットによる情報が氾濫する現代で、このような事が起こるのでしょうか。それは、西洋から入る情報のみを神聖視し、自分達の価値観を持たない為に、アメリカに敵対するものを"陥れる為"に作られたルールに則って物事を進めて来たからです。日本人は"日本語のみを使用する人口が多い"ため、日本語による検索に制限を掛けることは容易いのでしょう。私達は海外の他者を認識していない為に、自己も認識出来ない状態に陥っています。Twitterなども、日本では日本のTwitterのみが稼働しており、海外の一般的な考えや主張が入って来ない為、独善的な発想に異論を唱える他者がおらず発信者に間違った認識を与えているのです。また間違った認識を持つ一人一人が個別に多く存在し、正しい認識を持つ同士も、自分の正当性がいかに優れているかを強調する事に活動の比重が傾き、多くの人が正しい方向に向かう事を阻害しています。
私達は西洋を脱し東洋へ戻らなければなりません。間違った優生思想を排除する必要からもこれは最重要課題であると考えます。自分の技術や、知識を誇らしげに知らない人々に誇示する行いは何と虚しい行いでしょう。西側である事を強調しても、何の価値も見出す事は出来ません。謙虚に自分の価値観を持ち、困難に立ち向かう事こそ本来の日本人の姿であったはずです。アメリカに日本車を知らしめた本田宗一郎、戦後すぐにイギリスに逆らってイランから原油を輸入した出光佐三、80歳になって尚、たった一人で中国の砂漠地帯に植林を行い、森を出現させた遠山正瑛。彼らは多極を理解する先人達であったと考えます。これらの人々のやり方を実存主義的自由主義、資本主義者は苦々しく思う事でしょう。それは資本主義者が、せっかく作った"周りの人に損をさせた利益で自分が儲かる"システムを根底から覆すやり方だからです。
私達は西洋一極支配を打破し、それぞれの文化圏が協力出来る世界を作るために、行動を起こさなければならないのです。それは、より小さな事からでも良いと思います。自分の見地を広め、意識の地境を広げる為にも外国の人々と意見を交わし良いところを見習って、取るに足りない損得を捨ててより大きな視野を持ち、何かを作る事によって新たな発見が出来る事でしょう。
これからの世界を作り上げてゆく上で最も重要な事は、その文化圏の持つ伝統的価値観を重視し、そのコミュニティに育つ普遍的価値観を思いつきで破壊しない事です。その瞬間に存在した人間によって作り出された儚い思考は、偉大な先人達が積み重ねてきた時間と知恵に劣るからです。その地域に住む人の為に掘る井戸は、歩いて探して手に入る物によって掘らなければいけません。そこに住む人が自分の力で次の井戸を掘る為に、必要な物がその場所で手に入らなければ何の意味も無いからです。また、互いを尊重し、協力する為には、"作られた分断"を修復する事が最優先です。自分の敵が何処にいるのかを正確に把握し、自分に与えられた毒が何の目的の為に与えられたかを理解するべきです。つまり、資本主義によって帝国の経済を破壊しながら、友好国との関係を分断する事こそが、敵が計画した真の目的であると理解すべきなのです。自由とは生きることであると同時に、社会で生きる為には当然の"作法"が存在します。"自由主義"は自分の掲げる自由によって滅びるのです。帝国による政治は、"愚かな多数派による失敗""少数派が虐げられる事"も無いと言えます。何故なら善と悪をわきまえる事が、政治の基本になるからです。